腕時計の防水機能
 

 

腕時計の防水機能
 
時計の防水機能について
通常、腕時計は非防水であることがベースとなります。「生活防水」の機能がついているだけでも「特殊な」時計となります事をまずご理解下さい。この為、ダイバーズウォッチ以外は出来るだけ水気に関してはお気をつけ頂く事をお薦めいたします。

時計の防水機能は大きく3つに分けられます。
非防水 防水処理が全く施されていない時計です。
水気のあるところに時計を近づけない注意が必要です。
また、アンティークウォッチに関しましては、特に表記がない場合は非防水となりますのでご注意下さい。
日常生活防水
[3気圧/5気圧防水]
「WATER REGISTANT」「30M」「3ATM」「3BAR」などと表記されます。実際の防水性能は「30mの水圧に耐えられる」というもので「30m潜れる」という内容のものではありません。
手洗い、洗顔時、雨など飛沫が掛かる程度の防水機能はあるという事になります。
防水 【10気圧防水】
100M防水とも言われます。表記は「100M」「10ATM」「10BAR」となっております。これも「100mの水圧に耐えられる」という意味であり「100m潜れる」という意味ではございませんのでご注意下さい。実際の使用では「水が掛かっても、あるいは水に浸かっても大丈夫」程度です。波を受ける可能性のある海や、プールでの水泳時の水圧に耐えられるだけの防水性能はございません。
【20気圧以上防水】
この性能を備えているものが「ダイバーズウォッチ」と呼ばれるものとなります。海またはプールでのご使用も問題ありませんが、高圧のシャワーや飛び込みなど極端に圧力のかかる場合には耐えられない事がございますので注意が必要です。また、温泉など熱いお湯については水圧に限らず温度で内部の油が損傷してしまいますので、お避け下さい。
アンティークウォッチの防水性について 【アンティークウォッチの防水性】
アンティークのお品物に関しましては、製造時点(スペック通り)の防水性能を保証させていただくことはできません。防水モデルに関しての当店のチェック基準はあくまでも「生活防水」とさせていただいております。通常のご使用であれば問題ございませんが、用途によりスペック通りの防水性能を必要とされる場合には、メーカーでの防水検査をお受けいただいてからのご使用をお薦めいたします。ただしアンティークのお品物は経年変化により当時の防水性を維持することが既に不可能なモデルもございますことを御了承ください。(各メーカーでの防水検査に関しまして当店を受付窓口としていただくことも可能です。お気軽にご相談ください)

※いずれの場合も、内部に水が入った場合は例外なくオーバーホールが必要となります。この場合、保証対象外となりますのでご注意下さい。

JIS
 
2種
潜水
時計
1種
潜水
時計
2種防水時計
1種
防水
時計
 

 
飽和
潜水用
防水
空気 
(スキュ
ーバ)
潜水用
防水
日常生活用
強化防水
日常
生活用
防水

防水

 
1000m防水
600m防水
300m防水
200m防水
200m防水
100m防水
20気圧
防水
10気圧
防水
5気圧
防水
3気圧
防水
 

ケース表記
He・Gas
DIVER’S
・・・m
AIR
DIVER’S
・・・m
WATER
REGI
STANT
20BAR
WATER
REGI
STANT
10BAR
WATER
REGI
STANT
5BAR
WATER
REGI
STANT
 
 
使

 
 
 
 
 
 
 
 
洗顔
雨でぬれる
程度
×
日常生活で予想される「水がかかる」水圧のかからない程度で使用できる。
水仕事・水泳
水上スキー
ヨット
ボート等
×
×
水に関係の深い仕事やスポーツで使用できる。
スキン
ダイビング等
×
×
×
空気ボンベを使用しない潜水に使用できる。
スキューバ
ダイビング等
×
×
×
×
×
空気ボンベを使用する潜水に使用できる。
飽和潜水等
×
×
×
×
×
×
ヘリウムガスを使用する潜水方式に使用できる。